
近年、市街地の工事において旧構造物を撤去した後に新設構造物を施工するケースが急増しています。既存杭を撤去し、その後に良質な土やセメント系充填材による埋め戻しを行った後に、新設杭の施工を行っています。ところが、埋戻し部分はその周囲の原地盤と均一にはならず、新設杭の施工において偏心や傾斜などのトラブルに繋がることがあります。
そこで、本セミナーでは、既存杭の撤去・埋戻し方法、既存杭を撤去した地盤の特性、既存杭撤去地盤に新設杭を施工する場合に起こりやすいトラブルやそれを回避した事例、新設杭を設計・施工する場合の留意事項をそれぞれの問題に詳しい専門家による講演を行います。ふるってご参加くださるようご案内申し上げます。
今回の技術交流会は「地盤技術フォーラム2022基礎工技術展」のセミナーとして開催いたします。参加ご希望の方は上記技術展に参加申し込みをされ、同セミナーに事前登録が必要です。また、新型コロナウイルスの感染状況により、技術交流会の開催を中止する場合もありますので予めご了承ください。
当日、総合土木研究所発行の「既存杭の撤去・埋戻し方法とその影響を受ける新設杭の設計・施工」(税込4,400円)の販売を予定してします。この書籍は、総合土木研究所で販売しておりますので、事前購入をお勧めします。
プログラム
司会:パイルフォーラム 桑原文夫
注)公務の都合により講師及び講師の順序が変更になることもあります。
結果報告は機関紙「パイルフォーラム」第二十三号をご覧ください。